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商品の価格

ねぎま

こんにちは、「ねぎま」と申します。

今回は、「価格」というテーマでお届けします。

皆さん、最近、物価高いですよね。身近な食料品はもちろん、車に乗る方はガソリン、インフラとしては光熱費なども値上がりしていると思います。

世界の情勢、国の政策、そもそも賃金上がらない方が問題である・・等、様々な要因があると思いますが、物の値段にある程度、「納得感」が感じられると、皆が幸せに暮らせるのではないかと思います。

では、価格の納得感とは、どの辺りから来るのでしょうか。

まず、価格とは何で決まるのか?
という議論は多くあるかと思いますが、考え方として、大きく2択ではないでしょうか。

①差別化できている(と、思われる)もの
②差別化できていない(と、思われる)もの

先に、②ですが、これは皆さん、普段体感されていると思います。
チェーンの回転寿司屋さん、牛丼屋さん、ラーメン屋さん・・、食べ物屋さんばかりの例ですね(笑)。
お店に入る前に、ある程度、価格の予測が出来て、大きくは想定が外れる事もないはずです。

もちろん、お店ごとに個性もあり、私はこちらが好き!など好みはあると思うのですが、総体的に見ると、似たような商品、と判断するのではないでしょうか。

同じようなものである以上は、単純に価格を比較されてしまいます。また、原価の構造などは大きくは変わらないはずです。
そうすると、「右へ倣え」では無いですが、ある程度価格が、相場感というものに落ち着く形になります。

 

一方で①です。
厳密には①の中でも、分岐があります。

①-1 機能/性能や、仕組み、サービスが、差別化出来ているもの
①-2 ブランド(ファン)化されているもの

機能/性能の例ですと、今どきのハイスペックゲーミングPCや、コロナ初期における某オンラインMTGツール(最近は競合が多いようですが)などは、差別化が出来ていると思います。

サービスでは、高級ホテルや飛行機のファーストクラス、電車のグリーン車などが、イメージがつきやすいと思います。これらは

「まぁ、物が違うので、高くても致し方ないよね」という心理になるかと思います。

また、ブランドのバックや使用されている皮などのパーツは、どんなに拘っても、そこまで原価に差が出ないはずですが、値段は雲泥の差です。

ブランドによる差別化というか、価値設計というか、ファン力は凄い・・と思います。

差別化出来ていないものは、ある程度相場感で価格が決まり(相対的)

差別化出来ているものは、ある程度価格を自由に決める事が出来る(絶対的)

消費者がそこに違和感が無ければ、納得感が得られるのだと思います。

企業側として、価格を検討する上で大切な要素は、しっかりと利益が出て、従業員に還元出来て、またより良いサービスを顧客に展開する、という循環が出来る事です。

実は弊社も、価格はとても悩んで、検討しております。
弊社の法人研修サービスは、他社との差別化が出来ている点で、1名から学習できる「通学個別指導」があります。

差別化出来ていると思うのですが、差別化するために、様々な固定原価が、他のサービスより重く、また昨今の光熱費高騰なども受け、なかなか辛い状況です。

サービスを継続するためにも、講師により良い指導をしてもらうためにも、値上げは検討が必要だと考えております。

本当に差別化が出来ているならば、それによる顧客離れは起きないと思うのですが、どうでしょうか。

弊社のサービスの価値が、改めて問われているのだと思います。

以上、「ねぎま」がお届けしました。