こんにちは。
2023年度の新入社員研修が終了し、新入社員が業務につき、数か月経過していることでしょう。実際に業務に就くと、良くも悪くも、新入社員はいろいろな思いを持ち、この先、自分がどう頑張っていったらよいのか日々迷いながら過ごしていることと思います。
私の身近にも、今年から新入社員として働きだした姪がいます。先日、話を聞いたところ、
「想像以上に暇であり戸惑っている」「同じ部署に同期がいなく寂しい」「想像以上に通勤が大変」などの思いをもっているようです。
それに対し、企業側も、時間に余裕があるときは勉強することをすすめてくれたり、在宅勤務をさせてくれたりすることもあるようです。
この先どのように成長していくのか、叔母として見守っていきたいと思います。(^^;)
このような社会人経験がはじめての新入社員には特に、日々の迷いや不安の解消、モチベーションをUPさせるためにフォローが必要になってきます。
ですが、適切なフォローができない場合、退職してしまう可能性もあります。
株式会社Biz Hitsが、新卒1年以内に転職した381人に退職理由のアンケート調査を行った結果、1〜5位は以下のようになっています。
- 1位:人間関係が悪い
- 2位:長時間労働、休日への不満
- 3位:仕事内容があわない
- 4位:求人内容と現実が違う
- 5位:給料が低い
引用:【381人に聞いた】新卒1年目の転職理由ランキング
「https://bizhits.co.jp/media/archives/10409」
1位の「人間関係が悪い」を理由に退職をした人が、381人中、119人と3割を占めています。この「人間関係が悪い」という理由は、新入社員に対する適切なフォローができていれば、防げるケースがあるはずです。
最近は、1on1ミーティングやメンター制度などを導入している企業も増えています。
本格的にこのような制度を導入していなくても、上司や先輩社員が面談等を行っている企業はあるでしょう。
今回は、新入社員とコミュニケーションをとることへの第一歩として、面談を実施するうえでのポイントを3つご紹介いたします。
- 面談の目的を共有する
面談で何を話したらいいのかわからず戸惑う社員も多くいるでしょう。そのためには、なぜこの面談を行うのか?目的を共有することが必要です。新入社員が、安心して不安や悩みが相談できるよう、毎回、話の目的を確認しましょう。
- 新入社員が本当に言いたいことを聞き逃さないよう、会話を掘り下げる
面談を行う側が新入社員に対し、なんでも思っていることを話してほしい。という思いを伝えたとしても、新入社員は面談者に対して警戒心をもっています。
私も過去の記憶をたどると、本当に話したいことの、3割程度してか(これは低すぎかもしれませんが(^^;))話せなかったように思います。
そんな中、新入社員が言葉にした「本当に話したいワード」を聞き逃さないよう、小さなことでも話を掘り下げていくと、そこから会話が進むこともあります。これにより、会話が面談者の一方的な話にならず、社員も自分の思いを伝えることができるようになるでしょう。
- 直属の上司ではない立場の人が行う
同じ部署であれば、普段の動向などは見えていることでしょう。ですが、今、働いている部署での悩みや、面談者の考えとは異なる意見をもっている場合、本音を話すことは難しいでしょう。
客観的な立場で、公平に話を聞いてくれる人を面談者として担当にすることをおすすめします。
いかがでしょうか?
面談を行い、新入社員に本音を話してもらうには、面談を担当する立場の人に対する警戒心を「信頼」に変えることが第一歩になるのではないかと思います。
そのためには、新入社員のフォローはもちろん必要ですが、面談を担当する側の育成も必要になってきます。
KENスクール法人研修サービスでは、さまざまな人材育成に関する研修をご用意しております。
https://education.kenschool.jp/training/hierarchy/
企業様ごとにカスタマイズをすることも可能ですので、新入社員のフォローや、フォローをする側の教育に関して悩みがございましたら、ご遠慮なくご相談ください。