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問題解決に向けての取り組み方

町民

皆様、いかがお過ごしでしょうか??
町民でございます。

突然ですが皆様、「デザイン思考」と言う言葉はご存じでしょうか??

少しご説明させていただきますと、
デザイン思考はデザイナーやクリエーターがデザインを考える際に用いるプロセスをビジネス上の問題解決のために活用する考え方となり、サービスや製品の課題やニーズを探り出してその課題を解決するための思考法として注目されております。

このデザイン思考自体は2005年に米スタンフォード大学のハッソ・プラットナー・デザイン研究所によって提唱され、思考法については以下の5つのプロセスが含まれています。

  • ユーザーがどういったことに共感し、何を求めているかを見つけ出す「観察・共感(Empathize)」
  • ユーザーが本当に欲しいものと潜在的な課題を深掘りする「定義(Define)」
  • ブレーンストーミングなどで解決のアイデアやアプローチ方法を話し合う「概念化(Ideate)」
  • 時間やコストをできるだけ掛けず、アイデアを一旦形にしてみる「試作(Prototype)」
  • 試作品に対するテストを繰り返し、ブラッシュアップを図る「定義テスト(Test)」

デザイン思考はシリコンバレーを中心に世界中の企業によって新製品やサービスの開発に利用されており、アップルの製品に関してもデザイン思考のもと、生み出されています。

また、デザイン思考を最大限発揮並びに浸透させるためにシリコンバレーではデザイナー自らが起業家になるケースも多くあるとのことです。

日本では無印良品も「生活者と『会話』する仕組み」を取り入れて、快適さや心地よさ、反対に不快さ等を研究し、ブラッシュアップに役立てているといいます。

デザイン思考以外の分析方法も複数あり、有名どころでいくと

  • 企業が自社の強みや弱みを把握するための「SWAT分析」
  • 本当にこれでよいのか?といった角度で分析する「クリティカルシンキング」
  • 物事を体系立てて整理し、矛盾なく考えていく「ロジカルシンキング」

今後はデジタル技術の進化に伴い、あらゆる業界でも新しい製品やサービスが求められています。そのためにDX推進を戦略に含めている企業も多いことでしょう。

そういった取り組みにもデザイン思考は大いに役立つため、それ以外の手法も含めて興味がある方は是非確認していただければと思います。

それではまたお会いしましょう!