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2022年度新入社員研修を終えて(春季IT系)・・

ねぎま

こんにちは、「ねぎま」と申します。

本年も多くの新入社員研修をご依頼頂きまして、ありがとうございました。
ようやく一息つきましたので、全体的な所感をお届けします。
今回はIT企業よりのお話となります。

○新入社員の人数

IT系の企業様ですが、抑えていた採用が戻ってきた印象でした。
特にITは人材不足が騒がれておりますので、23卒も積極採用される企業様が多いのでは、と思います。
IT企業以外でも、IT部門の強化やDX推進が話題になっておりますので、採用は引き続き増えて行くのではないかと思われます。

○新入社員の文系/理系

年々、文系が増加しており、理系偏重な考え方が、緩和されて来ているようです。
小職も文系出身ですが、何とかIT関連の仕事が出来てますので、皆さんお気軽にIT業界目指してみてください(苦笑)

○受講形式

コロナも3年目で受講形式のバリエーションが豊富でした。
「オフライン」、「オンライン」、「ハイブリッド(併用)」「ハイブリット(切替)」、「サテライト」・・など。

・オフライン研修

2021研修、2020研修と比べて、オフラインが戻ってきている印象です。
皆さんオンラインに慣れている方が多くなって来てると思いますが、意外ですね。

企業のご担当者様の意向(年齢)が、強く影響していると思います。
「何だかんだで、学習定着を優先すると対面が良い」、というお考えだと思います。

・オンライン研修

皆さん、違和感無くなりましたね。ただ今年は通信トラブルが多かった印象です・・。

・ハイブリッド(併用)

1つのセミナーに、オンライン/オフラインの受講生が混在しているモデルです。

メリット  ⇒ コロナの状況に応じて、受講のオン/オフを柔軟に切り替えられる
デメリット ⇒ 講師視点では、オン/オフ両面見なければならず、公平な対応が難しい

デメリットの解消にはサブ講師の役回りが大きそうです。

・ハイブリッド(切替)

1つのセミナーで、内容によってオンライン部分、内容によってオフライン部分を、使い分けるモデルです。

オンライン ⇒ 座学要素
オフライン ⇒ 演習要素、グループワーク要素

機器を多く使うような研修ですと、演習部分は当然オフラインになりますが、知識を伝える部分ではオンライン、などの運用です。オンラインでグループワークも可能ですが、やはり対面よりは、講師のファシリテーションスキルが求められる印象です。

・サテライト

大手企業の研修などで多い運用でした。
例えば、新卒の受講者が90名いたとします。
3チームに分けて、各30名、部屋を3部屋用意します。

Aチーム ⇒ メイン講師が目の前で登壇、併せてオンラインの配信
Bチーム ⇒ オンラインの講義を受けつつ、サブ講師がフォロー
Cチーム ⇒ オンラインの講義を受けつつ、サブ講師がフォロー

上記の様な運用です。これは上述のご担当者がオフラインで実施したい、しかしコロナを考慮して分散せざるを得ない・・、を考慮している形です。

○22新卒の傾向

最後に本年の新卒傾向ですが、企業のご担当の方々は、どの様な印象をお持ちですか??
今年の新卒は、「新感覚の二刀流タイプ」などと、呼ばれているようです。

「2022年度(令和4年度)新入社員タイプ」
https://www.e-sanro.net/share/pdf/research/pr_2203.pdf

引用_㈱産労総合研究所

詳細は出典元をご参照ですが、オンラインとオフラインの2つの狭間で、頑張ったり、苦しんだ世代という事だそうです。

ちなみに、小職は世間で言うところの「氷河期世代」に当たります。「氷河期世代」という一言で括られると、「ちょっとな・・」、と思う反面、その世代が味わった経験と言うのは、間違い無く考え方に、大きく影響を与えているとは、思っています。

「自力であること」、「油断しない事」などは、この世代の考え方の特徴かな、と(笑)

さて、今回も長々とお付き合い頂きまして、ありがとうございました。

研修のやり方は、その時々の状況に応じて、柔軟に対応していけば良いのだと思います。それを実行できる講師を育成出来ていることが、大切ですね。
難しいのは、「受講者に合わせた教育」かと思います。

小職も遂に、新入社員の年齢に対して、『ダブルスコア』を迎えてしまいました・・。
何も考えずに会話すると、うまく嚙み合わない事もあります。相手の育った時代的背景や、個の持つ考え方を理解し、「相互理解」・・、難しい言葉が好きではないので、「お互い様」という感覚が、とても大切なのだと思います。

では、またお会いしましょう。「ねぎま」がお届けしました。