はじめに
今回の記事では、リモートワーク環境下でのフィードバックの注意点について書いています。
フィードバックを対面で実施していた時と比べて、リモートワーク環境下ではどこが異なるのか、どこに注意しなければいけないのか、少しでもご参考になれば嬉しいです。
テレワーク環境下でのフィードバックで注意すべき点
結論からお伝えすると、テレワーク環境下でのフィードバックで注意すべき点は、
- 情報量が少なくなることを理解する
- 使う言葉や表現は意識する
- 双方向のコミュニケーションを心がける
- 面談の場を頻繁に設ける
- ネット環境を整える
です。
1. 情報量が少なくなることを理解する
対面と比べてオンラインの場合、マスクで口元が見えず、見えるのは目元のみで表情が分かりにくいです。
多いパターンとして、頭から肩くらいまでしか画面に映りません。
身振り手振りのボディランゲージにも限界があります。
このように、対面と比較するとオンラインでは情報量が少なくなってしまいます。
情報量が少なくなり、コミュニケーションがしにくくなることを、まずは認識することが第一歩です。
2. 使う言葉や表現は意識する
情報量が少なくなることに関連するのですが、フィードバックの際、オンラインでは相手の反応が見えにくくなってしまいます。
普段のコミュニケーションでも、使う言葉や表現が、意図しない形で受け止められてしまう場面はあります。
対面のコミュニケーションでは、
(顔をしかめているから納得していないのかもしれない。別の表現で伝えてみよう)
といった対応ができます。
オンラインとなると相手の反応が見えにくいため、フィードバックの内容が正確に伝わっていない可能性もあります。
そこで、曖昧な表現や、複数の意味があるような表現を避けるなど、使う言葉を意識しましょう。
3. 双方向のコミュニケーションを心がける
フィードバックとはいえ、一方的に話し続けるのはやめましょう。
一方的に話し続けて、フィードバックの内容を間違ったとらえ方をしてしまっては、せっかくの機会も水の泡になってしまいます。
フィードバックされた側は、そのフィードバックの内容を、理解できているのか、納得しているのか、疑問は無いか、適宜質問をし、コミュニケーションが双方向となるように意識してみてください。
4. 面談の場を頻繁に設ける
リモートワークでは、働いている様子が見えません。
フィードバックの内容を実践してくれているのか、効果があったのかもわかりません。
そこで、面談の実施を増やすことで、フィードバックの効果測定を行いましょう。
5. ネット環境を整える
フィードバックをする側とされる側とで双方向のコミュニケーションをとる際、ネット環境が弱いとどうでしょうか…
話が途切れ途切れで何を言っているのかわからなかったり、相手の画面が止まってしまっては、双方向のコミュニケーションは難しいです。
そうならないためにも、ネット環境はしっかりと整えましょう。
最後に
今回の記事では、リモートワーク環境下でのフィードバックの注意点について書きました。
フィードバックを対面で実施していた時と比べて、リモートワーク環境下ではどこが異なるのか、どこに注意しなければいけないのか、少しでもご参考になれば嬉しいです!
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