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「メンター」「メンティー」について

きゃるー

お久しぶりです。きゃるーです。みなさんお元気ですか??

久しぶりに会う相手や、挨拶変わりに、「元気ですか?」と、聞くこと、聞かれること、ありませんか?

私の場合、そのように聞かれ、例えそれほど元気でなくても、「元気ですよ!」と返答する時もあれば、気心が知れた人であれば、「元気ですけど実はね・・・・」などと返答し、会話がはじまる場合もあります。その時の気分や、周囲の状況によっても、違いがあるように思います。

だれでも、見た目では、元気なのか?元気でないのか?何かを不安に感じているのか?

相手の「心の中」というのは、見えないものですよね。

このような話から入りましたが、今回は、「メンター」「メンティー」について。
と、それに伴う企業で取り入れられている2つの制度について簡単にご紹介いたします。

まず、メンター、メンティーという言葉をご存知でしょうか?

  • メンター : サポートをする側。助言、指導、相談に乗る側。
  • メンティー: サポートをされる側。相談をする側。

という意味になります。

メンター、メンティーという立ち位置を、社内で導入する制度として、「メンター制度」「リバースメンター制度」というものがあります。

■メンター制度とは

社内における人材育成のひとつです。

一般的には、メンターが先輩、メンティーが若手社員という立場になり、社内の環境や人間関係の事などを相談できる制度のことを言います。それにより、コミュニケーションの活性化や、メンティーの不安解消、または、メンターの成長にもつながります。

基本的には、直属の上司とメンター、メンティーの関係を構築するのではなく、客観的に物事が見れるよう、他部署の先輩などと、メンター、メンティーの関係になり、話しをします。

「メンター制度」とは反対の意味で、「リバースメンター制度」というものも存在します。

■リバースメンター制度とは

メンター制度とは逆に、メンターとなるのは若手社員、メンティーが先輩社員になり、若手が得意としている、新しい知識などを上層部に伝える制度のことを言います。

現在ですと、若手が得意とするSNSの活用や、IT技術を教え経営に活かすこと。
子育てや、介護と仕事を両立するための理解を深める。という目的などにも利用されます。
それにより、社内の風通しが良くなることや、若手社員のモチベーションの向上につながります。

「メンター制度」も「リバースメンター制度」も、社員のモチベーションの向上や、定着率の増加など、改善をする。という面では共通しているのかもしれませんね。

ただし、メンターもメンティーも、お互い人間ですから、「相手を理解する」のは、恐らく簡単なことではないように思います。。

  • メンティーが、メンターに対し心を開くことができなければ・・・

・・・自分の本心を話すことはできないでしょう。。。

  • メンターが、メンティーに対し、相手を尊重する気持ちがなければ・・・

・・・いくらメンティーが相談したとしても、結果、メンターに話しをしても無駄。。という気持ちになってしまうかもしれません。。。

また、メンティーが、メンターに相談すればどうにかしてくれる。思い通りになる。というような誤解を招くような事態も避けたいですね・・

このようなことが起きないよう、なぜ、このような制度のもと、お互い会話をするのか?
メンター、メンティーともに、共通の目的意識をしっかりと持つことが重要です。

メンターになる人には、メンターとしての心得、役割、守秘義務など、基本的な教育を受ける事も必要です。
そして、メンターに過度な負担がかからないよう、メンターが困った際には、メンターのサポートをする役回りの人間も必要です。

もちろん、しっかりメンターとしての役割を果たすことができた社員は、自信のキャリア形成や成長にもつながることでしょう。

弊社でも、「メンター研修」をご用意しております。

https://education.kenschool.jp/training/theme/mentor-training-development-of-subordinates/

  • 社内の環境を改善し、会社の定着率を安定させたい
  • 人材教育を組織として行い、リーダーシップを発揮できる優秀な人材を育てたい
  • 新しいアイデアを積極的に取り入れ、会社の発展につなげたい

このようなことを実現する一歩として、「メンター制度」「リバースメンター制度」の導入を検討してみてはいかがでしょうか?