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研修の効果測定について(たまには違うやりかたを?)

ねぎま

こんにちは、「ねぎま」と申します。

いやぁ暑いですね!
気が付けば新卒を迎えた春も過ぎ去り、あっという間に、夏真っ盛り、という印象です。

7-8月のこの時期は、どこの企業も新卒の研修が終わり、現場配属、その後、OJTが始まっている頃かと思います。

各社、新卒の方のご活躍を、心よりお祈り申し上げます。

さて、今回のテーマは、7-8月頃に必ず話題になる、「研修の効果測定」について、になります。
研修を実施すれば、必ず報告があります。
その際に、どの程度成果が出たのか、という話題は、ご担当者と教育担当者にとって大きなポイントになるかと思います。

研修の効果測定として有名なものとして、「ドナルド・カークパトリック」の4段階のレベルがあります。
今回のような内容を検討する際に、良く参考とされるものです。

 

大きく4段階として、

  • L1. 反応
  • L2. 知識
  • L3. 活用
  • L4. 成果

上記の形に区分されるようです。

少し分かりづらいですね。もう少し分かりやすくしますと、

  • L1. 反応(研修の満足度)
  • L2. 知識(研修の知識定着度)
  • L3. 活用(研修を業務で活かせているか)
  • L4. 成果(業務で成果を出せているか)

上記の様なイメージでしょうか。
では、実際にどの様に評価するか、になります。

L1.研修の満足度

⇒研修のアンケート

L2.研修の知識定着度

⇒テストや受講者からのアウトプット(レポート等)

 

レベル1-2については容易に見当がつくと思います。
また、ほとんどの研修効果測定で、実施しているかと思われます。

では、レベル3以降はどうでしょうか。
良く研修で用いられるのが、「行動宣言(目標)」を呼ばれるものになります。

研修の最後に、今回の研修を踏まえて、業務で「いつ」「何を」「どのように」活用するのか、自ら宣言する、という手法です。

但し、ポイントとしましては、

  • 実際の業務で研修が活かせているか
  • 目標をしっかり達成できたのか

上記を一定期間後に評価することが必要となります。

教育担当者だけでは、当然業務の評価は出来ませんので、所属する事業部の上長にあたる方などの、ご協力が必須となります。

また、「フォローアップ研修」を、取り入れている企業も多いです。

例えば、研修実施半年後などに、行動宣言で自己申告したものに対して、レポートで自己評価をまとめて、講師や他の受講者の前で発表する、というやり方です。

利点は複数ありますが、

1つは皆の前で発表することが事前に決まっているので、一定のプレッシャーがかかること(笑)。恥ずかしい思いはしたくない、しっかりと実行しなければならない・・。

また、講師や他の受講者から客観的なフィードバックを得られることも、大きいかと思います。

 

さて、ここまでどうでしょうか。
良く知っているよ、良くある運用だよね、という感じかと思います。
では、少し違った発想の物を、ご紹介させて頂きます。

EQ(Emotional Intelligence; EI)

『感情知能や情動知能といわれるもので、感情と賢く生きていく力、つまり思考と感情を上手に組み合わせて適切な行動を導き、目指すべき成果を生む力のことを表します。ここで言う成果とは、仕事の成果はもちろんのこと、自分らしく快適で豊かな人生を送ること全体を意味します。

EQは生まれつきの才能や性質ではなく、開発してだれでも伸ばしていくことが可能です。』

 

EQという言葉ですが、今まで何かで聞かれたことはありますでしょうか?
研修の内容その物の、効果測定では無いですが、EQを用いたアセスメントにより、現在の心の有り様を、可視化する事ができます。

ちょっと興味のおありの方は、弊社の頼れる研修パートナー企業のページを、是非ご覧ください。(詳しくは下記URLご参照)

★株式会社コンビンスアイ
https://convince.jp/whatiseq/

 

研修を実施して、どの様な知識を得られたか、それを効果測定したいというのは、とても大切なことだとは思います。

ただ、例えば、部下の管理/マネジメントなどの研修において重要なのは、単に知識を得る、では無く、「自分の心の状況を把握する」「自分の感情や内面と向き合う」などの、内面理解が根底に必要なのでは、と思います。

★講座一覧(アセスメント+研修)
https://education.kenschool.jp/training/assessment/

 

いかがでしたでしょうか。少し面白い物かも、とか思われましたか?

皆さん、

  • 自分の心の有り様を認識出来てますか?
  • 自分の思考の嗜好(ダジャレではないです・・)をご存じですか?

少し硬く書かせて頂きましたが、自分の内面理解は大切な事以上に「楽」しく、研修で活用すると受講者が非常に盛り上がります。また、それにより研修に対する自主性が生まれます。

どうせ研修するなら少しでも「楽」しみたい、「楽」したがりの中年「ねぎま」がお届けしました。

「楽」という文字は大好きです。ではまたお会いしましょう。