みなさま、こんにちは。さくさくぱんだと申します。
テレワークが日常となってきた今日この頃、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
私は、自身の業務や自宅のネット環境の都合上、出社8割・テレワーク2割といったところです。
朝、ぎりぎりまで寝ていたい私としては、もう少しテレワークの割合を増やしたいですが、なかなか難しいですね。
さて、朝に弱い方にはとてもありがたいテレワークですが、もちろんデメリットもあるかと思います。
(デメリットの例)
- 情報漏洩のリスクが高まる
- 部下のマネジメントがしづらい
- 社員が孤立感を覚える
- 部署間/社員間で不公平感が生じる可能性がある
- テレワーク下での評価基準が定まっていない
等
上記で挙げた中でも、今回は「テレワーク下での評価基準」についてお話ししていきます。
「過程」重視?「結果」重視?
テレワークに限らず、社員の評価基準に関しては「過程」「結果」の大きく2つに分けられるかと思います。
「結果」に関しては、誰が見てもわかりやすく、評価しやすい基準です。
例えば、営業職であれば予算を達成しているか・していないか、といった「結果」を評価基準の1つとしている会社も多いのではないでしょうか。
逆に「過程」については、評価しづらい一面があります。
再度、営業職を例に挙げますが、例えば以下のようなことが起きたとします。
- Aさん:テレアポをひと月に200件実施。勤務態度も良好。
⇒しかし、惜しくも予算達成には至らず。 - Bさん:積極的な営業活動はせず、勤務中は携帯をいじる事ことが多い。
⇒しかし、何やかんやで予算は達成できている。
この場合、「結果」を重視するのであれば、評価としてはBさん>Aさんとなります。
ただ、予算達成に向けて努力していたことや、日ごろの立ち居振る舞いといった「過程」に焦点をあてると、誰もがAさん>Bさんという風に評価するのではないでしょうか。
テレワーク下では「過程」が見えにくい
職種・業種や自身の立ち位置により、「結果」のみを重視する会社もあるかと思います。
もちろん、テレワーク以前からその体制であれば、社員の方もそこまで不満には思わないでしょう。
ただ、社員の働く姿が見えにくいからといって、テレワーク以後から「結果」重視の評価制度としてしまうと、今回の例の場合、社員が以下のように感じる可能性が生じます。
- Aさん:確かに予算は達成できなかったけど、テレアポは頑張ったのに…。
- Bさん:予算達成していれば何してもいいってことかな。これからも適当にやろう。
こうなると、Aさんは仕事へのモチベーションが下がり、Bさんは更に勤務態度が悪くなってしまいます。長期的な視野で見た場合、積極的に行動でき勤務態度も良好なAさんに長く働いてもらう方が良いかと思いますが、その損失にもつながりかねません。
テレワーク下でもできるコミュニケーション方法
では、テレワーク下でも「結果」のみに依存せず、なるべく「過程」を重視した評価を行うにはどうしたら良いでしょうか。
手軽に実施できる方法として、私は1on1ミーティングが良いのではないかと考えます。
■1on1ミーティングとは
「1on1ミーティングは、部下が主役となり、上司と1対1で行います。頻度は週1回から月1回ほどで定期的に開催し、部下は業務の課題や悩みを上司と共有するというスタイルです。上司は部下の話を真摯に聴き、フィードバックを行います。」
※引用サイト:https://www.adecco.co.jp/client/useful/190918_1on1
上記の引用サイトにもメリットとして記載されていますが、1on1ミーティングを実施することにより、「結果」だけでなく「過程」を把握することにもつながります。
対面でなくオンラインでも実施でき、また特に費用がかからない点からも、様々な企業で導入しやすいのではないでしょうか。
個々人に合わせた適切な評価を
これまで述べてきた内容についてまとまると、以下の通りとなります。
- 評価方法には「過程」重視と「結果」重視の大きく2つがある
- 「結果」のみで評価してしまうと、社員のモチベーション等に影響が生じることもある
- テレワーク下でも「過程」を評価できるよう、1on1ミーティングの実施がおすすめ
一概に「結果」だけで評価できれば楽ですが、社員各々の思いがある以上、それもなかなか難しいですよね。
今回、私は「過程」も評価しようという立場で書いていますが、中には「結果」だけで評価してほしい、という方もいらっしゃるかと思います。
あくまで、個々人に合わせた適切な評価方法のひとつとして、今回の内容がどなたかのご参考になれば幸いです。