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共感的コミュニケーション

町民

皆様、いかがお過ごしでしょうか??
町民でございます。

今回は主にコミュニケーションについてのお話です。
在宅勤務が促進されてきた頃からより課題とされている「コミュニケーション」ですが、皆さんはスムーズにとることが出来ていますでしょうか?

少しネガティブになお話になりますが、在宅勤務起因で意思疎通が取れていないことをコミュニケーション不全と言うならば、以下のような事項が原因とされています。

  • コミュニケーションの頻度が低くなった
  • コミュニケーションで得られる情報量が減った
  • 文章でのやり取りに慣れていない

おなじみと言えばおなじみですが、皆さま心当たりがおありではないでしょうか。

もちろん上記を解消していかなければならないわけですが、今回は解決の一つの手法である、「共感的コミュニケーション」を紹介したいと思います。

まずは大前提である、「共感」について説明させてください。
主に共感には以下2つの種類があります。

  • 認知的共感
  • 感情的共感

それぞれ以下を指します。

【認知的共感】

相手がどういう状況を認知しているのか、
相手が見えている状況を「相手の視点に立って状況を把握する」こと

【感情的共感】

相手の思っていることや感じていることに自分を重ね合わせ、
「相手の感情を自分のことのように感じる」こと
相手をより理解するためには必須の考え方ですよね。

上記の2つを基本とし、さらに知っておく必要がある情報として、「共感的関心」があります。

【共感的関心】

「相手が自分に対して何を求めているか感じる」こと

言い換えますと、
「相談する相手が自分に対してどんな振る舞いを求めているのかを適切に把握する力」
とも言えます。

コミュニケーションは結局キャッチボールですので、自分また相手が欲しい場所にボールを投げる必要があるわけですね。

上司と部下で考えるとわかりやすいと思います。

部下が「○○の件、どうすればよいですか?」と聞いたところで、上司は自分でもっと考えてほしいと思うことが多いでしょう。
これはまさにすれ違いであり、キャッチボールができていません。

部下の方は、考えてもわからなかった又は勝手に決めたら良くない、と思っているかもしれませんし、上司は以前にも教えた又は以前に取り組んだタスクを応用すればできるのに、と思っているでしょう。

部下の方は、自分なりに考えてみました。○○さんとしてどう思われますか?と質問の仕方を工夫すること。それに対して上司は適切なフィードバックをしっかりと返す。

こんなやり取りをお互いが出来れば、すれ違いは減っていくのではないかと思います。

「相手が自分に対して何を求めているか感じる」

共感的関心を取り入れていただければと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。