こんにちは。今回のお題は「人への投資」について。
岸田政権が人への投資を強化し、3年間で4000億円規模の施策パッケージを提供するというニュースを聞き、教育業の仕事をしている私も、耳を傾けました。
人への投資の提案を募集し、結果と対応方針が下記に記載されています。
出典:内閣官房ホームページ
(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/pages/jintekishihon/taiouhoushin.html)
研修、学びなおしによる、助成金の内容等が改訂されていますね。
日本の経済は、平成になり「失われた30年」と言われ.、この30年を脱却する上では、人材育成は欠かせない政策といえます。
引用:ウィキペディア
ところで・・日本には終身雇用という制度があります。
終身雇用とは、企業が正社員を定年まで雇用する制度です。
働く側としては、安定した生活、安定した収入等のメリットがあり、企業側としても、長期的な人材育成ができる等のメリットがあります。
働く側として非常に恵まれた制度ではありますが、安定した生活がある反面、やりがいが感じられなく転職をする人や、企業側の評価が年功序列になりやすく、終身雇用という制度にあまえ、学習をしなくてもいいような意識が生まれ、企業の成長をとめてしまうことになりがちです。終身雇用は崩壊しているとも言われていますが、この辺りも「失われた30年」に大いに関係があることでしょう。
そして、優秀な社員ほど辞めてしまう。。というような声もよく聞かれます。
一生懸命、会社のために働いている人にとっては、このようなことを言われてしまうのもなんだか悲しいですね・・
退職を防ぐ施策は多々あるかと思いますが、私なりに3つあげさせていただきます。
- 教育にお金をかける
- 異動希望をきく
- 副業を認める
1.教育にお金をかける
これこそ、「人への投資」の一環ですね。個々の成長、企業の成長、日本が成長するためには、人材にお金をかけ、優秀な人材を育成することかと思います。
研修制度が充実していると社員のモチベーションも上がり、それがやりがいや、新しい発想につながります。助成金等も利用し、OJTやOFF-JTでの企業研修を積極的に行うとよいでしょう。
2.異動希望をきく
転職する理由のひとつに、希望する職種、部署で働くことができない。という例もあることでしょう。希望とは異なる部署や職種で働くことも、経験となり、長い目で見ればメリットでもあると思います。しかし、永遠に部署異動ができないのでは、モチベーションもあがらず、転職してしまいますよね・・。
最近では、入社前に希望職種を聞いた上で、配属を決める企業もあるようです。
3.副業を認める
まだ馴染みが浅いかもしれませんが、副業を認めることにより、企業への定着率の向上につながるでしょう。副業によって得た情報や知識を取り入れ、メインの業務の中で新たな発想を取り入れるなど、企業にとってもプラスになるように促進していけるとよいですね。
いかがでしょうか。企業が成長するためには、社員の定着率をあげ、優秀な人材を確保することも必要ですね。国を挙げて人材への投資がさかんになり、成長への意識は一般的に高まっていることかと思います。何歳になっても、モチベーションをあげ、成長したいものですし、我が娘が就職をする際に、日本はどうなっているのか・・とても気になるところです。
最後に、私たちも研修業として、皆様の成長にお役にたてるよう日々精進してまいります!