私には、中学生の子供がいますが、学校では、3~4年前から生徒全員がパソコンを所有し学習を行っています。実際には、Chromebookを使用しています。
※Chromebook については、下記サイトをご参照ください。
引用:Google for Education (https://edu.google.com/intl/ALL_jp/)
県内のマンモス校である中学ですが、まん延防止等重点措置の要請期間には、分散登校が実施されました。
クラスを2つのグループに分け、1つのグループは、午前は自宅でオンライン授業を行い、給食を食べに学校に行き、午後は学校で授業を受けます。
もう1つのグループは、反対に、午前は登校し授業を受け、給食を食べた後帰宅をし、午後は自宅でオンライン授業を受けます。
このように工夫した授業が行われ、先生方も、さぞかし大変だったことと想像します。
さすがに、通常時期は小中学校では、今のところ、学校に行き授業を受けていますが、それでもパソコンは授業で常に利用されています。
・・・このまま書き続けると、学校内のデジタル化のブログになりそうなので、今回のテーマに入らせていただきます。
今回のテーマは、「ブレンディッド・ラーニング」です。
ブレンディッド・ラーニングとは、Eラーニングやオンライン、対面授業などさまざまな形態の授業を組合せ、学習を行う。という、授業形態の総称をさしています。
学習の受講形態もさまざまですが、それぞれメリットがあります。
■eラーニング
- 好きな時間に学習できる
- 予習、復習に向いている
■集合型研修
- 周囲の人と一緒に学習ができる安心感と競争心を得られる
■グループワーク
- コミュニケーションをとることによる知識の深化
■オンライン
- 自宅から学習可能
- 時間の有効活用
それぞれの学習形態のメリットを利用し、効果的に学習をすることがブレンディッド・ラーニングと言えるでしょう。
あくまで私見ですが、昔から下記のような学習を皆、実践していませんか?
- 動画視聴(予習/復習)
- 読書(読解力を身に付ける)
- 授業(先生の説明を聞く、不明点を質問する)
- 実技練習(実務/実践)
- 課題(課題を解く、考える力をつける)
- 自己学習(復習)(書いてまとめる)
誰しも、1度説明を受けたからと言って、すべてを理解できるわけではありませんよね。
1回目に説明を受けたときは、理解できなかったことでも、教科書を読んだり、自分なりにまとめたり、いろいろな方法で学習を繰り返します。繰り返しさまざまな方法で学び、再度説明を聞くと、以前わからなかったことが理解できた。ということは、よくあります。
「ブレンディッド・ラーニング」と聞くと、カタカナビジネス用語で難しく聞こえますが、実は、昔から自然とだれもが行っている学習方法と言えるのではないでしょうか。
コロナ禍により、Eラーニングや、オンライン授業が当たり前になった昨今、このような言葉もあらためて注目されているのでは・・と個人的には思います。
時代の進化により、ネットで検索すれば、ほとんどの事はすぐに解決することができますし、分かりやすい動画もたくさんあります。それでも、学校やスクールで学ぶメリットは必ずあります。
内部であれ、外部であれ、社内研修を行うのであれば、目的の学習知識の習得はもちろんですが、他者との交流や情報収集、積極性を身に付けることや、ディスカッションをし、コミュニケーション力を高めるなど、独学のみでは得られない研修のメリットを最大限に利用し、効率のよいブレンディッド・ラーニングを行いましょう。