ビジネスにおいて、人との関わりはつきものです。人と関わる際、自身の「影響力」が高ければ、物事がスムーズに運ぶことも多いでしょう。
「影響力」とは・・・
「他に働きかけ、考えや動きを変えさせるような力」
という意味です。
(引用:goo国語辞書 デジタル大辞泉)
相手の考えや動きを変えさせる・・というのは、並大抵のことではないように思います。
自分の考えを、そう簡単に変えることが出来るのか?と考えたときに、私は影響力のある人(例えば、好きな芸能人や、尊敬している人)の言葉には、心が動かされる気がします。
そう考えると、私は影響されやすい部類なのかもしれません・・。(^^;)
影響力=考えや動きを変えさせる力=人の心を動かす
今回は、ビジネスシーンにおいて、人の心を動かす。ということについて考えていきます。
セールスの場面において、消費者側から見て必要なことと言えば、第一に、その企業の「商品」への魅力、信用でしょう。
次にその商品を購入する際に関わる「人」への、信用、信頼があげられます。
例えば、目的の商品があり、物を購入する際、店頭に足を運び、店の人から説明を受けることがあります。ビジネスにおいては、直接企業に出向き、担当者から説明を聞くこともあるでしょう。
また、ネット上で商品を購入する場合は「人」と接することはありませんが、サイト上での商品の見栄え、分かりやすさ、また、商品購入後の手際の良さも気になるところです。同じ商品や、類似する商品が多々ある中で、無意識のうちに、どの店で購入するか?も考え商品を購入しているかと思います。
では、お客様から、信用、信頼を得るには、何が必要でしょうか?
それは、相手が求めていることに対し、的を射た返答をし、会話をスムーズに進めること。かと私は思います。
人は、相手と会話をする際、意識せずとも、少なからず相手の返答に対し、勝手ながら「期待」をしています。
- (ここが分からないから教えてほしい!)という期待
- (こういう答えが返ってきてほしい!)という期待
不明点や心配事を相談したときに、的を射た答えが返ってくると、その人に対しての「信頼感」は一気に高まります。
(この人の言っていることは信用できる!)⤴
という思いは「安心感」につながります。
逆に、的を射た答えが返ってこない場合、
(こういう事を聞きたいのではないんだけど・・・)⤵
(・・・この人に聞いてもなんだか話が伝わらない)⤵
ある程度会話をした時点で見切りをつけ、逆に必要以上の期待はしないようになってしまいます。
相手の立場になり物事を考え、答えを返すことにより、相手への信頼度が高くなります。
信頼が高くなれば、「人の心を動かす=影響力」を高めることができます。
影響力は、外部だけでなく、社内での関わりにも重要です。
組織においては、上司が部下に与える影響力も必要です。
部下からみれば、上司には「役職」という付属品がついていて、その肩書きの「影響力」があることでしょう。
ただ、「上の人からの指示に従う」ことは、人の心を動かすという意味での「影響力」ではなく、「命令=従うべき事」という事柄です。
組織内で影響力を高めるには、部下からの信用、信頼が必要です。部下も上司に対し、勝手ながら「期待」をしています。
上司に対して「信頼」があれば、
(この上司がこう言うなら頑張ってみよう!)⤴
(この組織のために、会社のために頑張ろう!)⤴
という意欲が沸いてくるハズです。
さて、「影響力を高める」ことについて、話をしていきましたが、いかがでしたでしょうか。
物事をスムーズにすすめるために、信頼を得るためには、自身の「影響力を高める」ということを意識して仕事をしてみるといいかもしれないですね。
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