こんにちは、シュガーです。
働き方改革が推進されていく中で、「ウェルビーイング」という概念が注目されていることをご存知でしょうか。
日本ではまだ馴染みの浅いウェルビーイングという言葉ですが、海外ではより良い企業運営を行なっていく上で大切な要素の一つだと考えられているそうです。
ウェルビーイングとは
では、そもそも「ウェルビーイング」とはどのような意味なのでしょうか。
ウェルビーイングとは、心身ともに良好な状態にあることを意味する概念で、「幸福」とも翻訳されます。
ビジネス分野においてのウェルビーイングは、働く人々の心と体がこの定義にあるような「健康」な状態で「幸福」であることが、企業にもプラスに働くということを意味しています。
昨今の日本では、少子高齢化に伴い労働人口が減少し、労働力不足が深刻な問題となっています。現在の日本企業にとって労働者ひとりひとりの生産性を上げることは重要なものになりました。
また、近年では仕事とプライベートの両立が求められるなど、自分らしく働くことが重要視されるようになりました。働き方改革の推進により、生産性の向上や離職率の定価、就業満足度の向上が求められるようになりました。
これらの流れもあり、「健康」な状態で働き「幸福」であることを目指すウェルビーイングは、日本国内でもその必要性が高まってきています。
取り組み事例
さて、ウェルビーイングの取り組みとは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
各企業で取り組まれている事例についてご紹介します。
(出典元:コナミスポーツクラブ)
・コミュニケーションの活発化
オープンスペースの設置や休憩室のリフォーム、SNSなどのコミュニケーションツールを導入することで、従業員同士のコミュニケーションを取りやすくする実例が多いようです。
日ごろから円滑なコミュニケーションが取れていると、報連相もしやすくなるので、問題の早期発見や解決に繋がります。
・オフィス環境の見直し
1日のほとんどを過ごすオフィスにおいて、ストレスに感じるデスクの配置であったり、息抜きをしたくても休憩スペースがなかったりという問題は、従業員の心身を疲弊させてしまいます。匿名での社内アンケートを取るなどして問題を洗い出し、オフィス環境を整えるという手法も用いられています。
・職場環境の改善
有給を取得しやすい環境を整えたり、時短勤務や在宅勤務など柔軟な勤務制度を導入したりするなどして、様々な働き方が出来るように職場環境を整えている企業は最近多くなってきている印象です。
・福利厚生の充実と利用促進
レジャー施設の割引や、健康診断、人間関係に悩む従業員向けの相談窓口の設置など、その種類は多岐に渡ります。最近では生活習慣病予防のサポートのため、社員食堂を設け、健康的な食事を安価に取れるようにしたり、専門の管理栄養士に栄養相談が出来るサービスを用意したりする企業もあります。
まとめ
従業員の健康や幸福度を保つことで、生産性の向上や人材の確保、帰属意識の向上といった効果が見込まれ、ゆくゆくは組織全体の発展につながるウェルビーイングという考え方。
従業員と企業の幸せのために、まずは取り組みやすい分野から最初の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
【引用】企業が重視すべき「ウェルビーイング」とは?メリット・実践方法まとめ
【参照サイト】