ネットワークの上流工程へ!CCNP資格取得+実践研修

CCNP(Cisco Certified Network Professional)は、ネットワークエンジニアが中上級のスキルを習得し、ネットワーク運用の効率化と安定性向上を図るための資格です。

ルーティングやスイッチング、セキュリティの分野で高度な知識と実践力を持つエンジニアを育成することで、複雑なネットワーク環境でも迅速に対応できるようになります。CCNP資格取得は、企業全体のITインフラ強化と、現場でのトラブルシューティング能力向上に大きな貢献をもたらします。

試験概要

  • CCNP Enterprise 認定を取得するには、「コア試験」と「コンセントレーション試験(選択式)」の2つの試験に合格する必要があります。
    CCNP Enterprise プログラムの試験ごとに、個別のスペシャリスト認定を取得できるようになるため、目標達成に至る過程の成果も認められることになります。
  • コア試験は、デュアルスタック(IPv4 および IPv6)アーキテクチャ、仮想化、インフラストラクチャ、ネットワークアシュアランス、セキュリティ、自動化など、エンタープライズインフラストラクチャの知識が主な出題範囲です。
    コア試験は CCIE Enterprise Infrastructure 認定およびCCIE Enterprise Wireless 認定の取得に必要な試験でもあります。
    この試験に合格すると、これらの認定を取得する道が開けます。
  • コンセントレーション試験では、ネットワークデザイン、SD-WAN、ワイヤレス、自動化など、最新のテーマと業界固有のテーマが重点的に出題されます。
    対応するシスコトレーニングコースを受講すると、コンセントレーション試験の受験対策になります。

コア試験

  • 350-401 ENCOR:Implementing and Operating Cisco Enterprise Network Core Technologies(ENCOR)

コンセントレーション試験

  • 300-410 ENARSI:Implementing Cisco Enterprise Advanced Routing and Services(ENARSI)
  • 300-415 ENSDWI:Implementing Cisco SD-WAN Solutions(SDWAN300)
  • 300-420 ENSLD:Designing Cisco Enterprise Networks(ENSLD)
  • 300-425 ENWLSD:Designing Cisco Enterprise Wireless Networks(ENWLSD)
  • 300-430 ENWLSI:Implementing Cisco Enterprise Wireless Networks(ENWLSI)
  • 300-435 ENAUTO:Automating and Programming Cisco Enterprise Solutions(ENAUI)

前提条件

正式な前提条件はありませんが、3年から5年のエンタープライズネットワーキングューションの実装経験を持つことを推奨されています。
試験のCCNP Enterprise 認定は3年間有効です。

KENスクールのCCNP研修が選ばれる理由

KENスクールが選ばれる3つの理由をご紹介します。

POINT1実機学習にこだわり!試験対策だけではなく実務スキルの定着を目指す

実機学習にこだわり!試験対策だけではなく実務スキルの定着を目指す
KENスクールのCCNP研修では、実機学習にこだわりを持ってカリキュラムを作成しています。
実機を用いて学習することで、シミュレーションツールや仮想環境では再現が難しい物理的な接続や、障害発生時のリアルな挙動を体感でき、実際のネットワーク環境での対応力を養えます。また、設定ミスや予期しない障害への対応もカリキュラム内に含まれており、そのようなケースに直面することでトラブルシューティングのスキルが向上し、問題解決能力を強化できます。
ネットワーク設計やトラブルシューティングといった実務に近い知識を問われるCCNPは、実機での学習を行うことで実際の業務に対応できるスキルの定着につながります。

POINT2経験豊富な研修講師

経験豊富な研修講師

弊社所属の講師が、CCNP研修を担当いたします。年間を通し、未経験者から現役のエンジニアまであらゆる教育を行っており、教育のプロフェッショナルとして高い品質を担保しています。

講師:山村 建樹

家電メーカーにて11年の開発経験があり、現在はネットワークの講師を務めています。これまでにインフラ系を中心に多数の企業向け技術研修の登壇実績があります。

POINT3短期間で効率のよい学習でCCNP資格獲得を目指す

短期間で効率のよい学習でCCNP資格獲得を目指す
KENスクールのCCNP研修の学習期間は、6日間(1日8時間)のスケジュールで実施します。実務経験を積んだエンジニアでも、CCNP資格の取得には試験のポイントや傾向を踏まえた対策が必要です。KENスクールではカリキュラムのブラッシュアップを随時行っており、短期間の効率的な学習で資格取得を目指すことを目標としています。もちろん資格取得だけではなく、実務スキルの獲得に向け、実機を使用しながらの学習にこだわりを持っています。また、疑問点や質問があれば講師に直接質問ができるため、つまずいた際にすぐに解決できる環境も効率のよい学習を可能にしています。

KENスクールのCCNP研修

KENスクールのCCNP研修は、2種類ご用意しております。

コンセントレーション試験

  • 300-410 ENARSI:Implementing Cisco Enterprise Advanced Routing and Services (ENARSI)

高度なルーティングプロトコル(BGPやOSPFなど)やVPN技術に精通できるトラブルシューティングスキルが向上し、ネットワーク障害の解決能力が身につくセキュリティや企業ネットワーク運用において即戦力として活躍することが期待できます。

コア試験

  • 350-401 ENCOR:Implementing and Operating Cisco Enterprise Network Core Technologies (ENCOR)

※こちらの講座は開発中です。

研修の流れ

KENスクールのCCNP研修は、3つのステップで学習します。

STEP1講義

講義
CCNPの試験範囲は非常に幅広い内容に及びます。自己学習では、膨大な量の内容からどの部分に重点を置いて学習すればよいのか分からず、効率的な学習が難しいこともあります。当研修では、講師が試験範囲や業務で特に重要となる部分を的確に抜粋して解説します。そのため、効率よく必要な知識を習得することが可能です。また、対面での講義形式を採用しており、ビデオ形式と違い、その場で直接質問しながら理解を深めることができます。

STEP2実機演習

実機演習
テキストは、現場経験のある講師が作成した、KENスクールオリジナルの実機演習テキストを使用します。
STEP1で、これから行う内容を理解したうえで、実機演習を行います。
環境構築・配線・設定・検証・トラブルシューティングまで、すべて実機を使用し、実践することができます。演習をすることで実際のルーターやスイッチの応答速度や設定反映のタイミングを体感できるため、リアルな環境での操作に慣れることができます。

STEP3試験対策

試験対策
試験対策は、Eラーニングを使用し、効率のよい学習が可能です。
試験対策の問題に関しては、正解の解説はもちろん、不正解の選択肢に関しても詳細な解説を作成しており、試験対策を行うことで、より理解を深めることができます。
CCNP試験は試験範囲が広く、コマンド操作を必要とするシミュレーション問題も出題されます。実機を使用し検証を行っているため、試験問題の背景や意図をより深く理解し、的確に解答することができます。

カリキュラム

KENスクールのCCNP研修、そのカリキュラムをご紹介します。

CCNP ENARSI 資格取得 カリキュラム

学習シナリオ
No 1.0 h 1.0 h
1 ■IPの概要とIPアドレッシング ■IPアドレッシング ■IPv6の概要 ■IPv6 ルーティングの基本設定
2 ■OSPFの概要 ■マルチエリアOSPF ■OSPF 設定と確認
3 ■OSPF演習(1.1,1.2,1.3) ■OSPFv3 ■OSPF(補足)
4 ■OSPF演習(1.4,1.5) ■EIGRPの概要
5 ■EIGRPの設定と確認 ■EIGRP演習(2.1,2.2)
6 ■EIGRP演習(2.3,2.4) ■EIGRP演習(2.5,2.6)
7 ■EIGRP for IPv6 ■EIGRP(補足) ■EIGRP演習(2.7)
8 ■BGPの概要 ■BGPの概要
9 ■BGPの設定と確認 ■BGPのフィルタリングとパス属性の設定
10 ■BPG演習(3.1,3.2) ■BPG演習(3.3,3.4)
11 ■再配送の概要 ■再配送の設定と確認 ■再配送演習(4.1,4.2)
12 ■OSPF特別なエリア演習(5.1,5.2,5.3,5.4) ■ルートフィルタリングの概要 ■ルートフィルタリングの設定と確認(1)
13 ■ルートフィルタリングの設定と確認(2) ■ポリシーベースルーティング
14 ■VPN ■VPNの設定と確認
15 ■VPN演習 (6.1) ■DMVPN
16 ■VPN演習 (6.2) ■MPLS ■VPN(補足)
17 ■VRF ■VRF演習(7.1,7.2)
18 ■AAA ■CEF ■BFD
19 ■IPv6 ファーストホップセキュリティ ■セキュリティ補足 ■ACLとユ二キャスト RPF ■CoPP
20 ■SNMP ■NetFlow ■IP SLA ■NTP ■システムログ ■DHCP
21 ■その他のインフラストラクチャサービス ■全体の振り返り
22 ★試験対策(模試試験) ★試験対策(模試試験)
23 ★試験対策 ★試験対策
24 ★試験対策 ★試験対策

CCNP ENCOR 資格取得 カリキュラム

※こちらの講座は開発中です。

学習シナリオ
No 1.0 h 1.0 h
1 ■スイッチの基本動作 ■ルータの基本動作 ■VLAN
2 ■VLANの設定と確認 ■VLANの演習
3 ■STP ■STPの設定と確認
4 ■STPの演習 ■EtherChannel
5 ■EtherChannelの設定と確認 ■EtherChannelの演習
6 ■OSPFの概要 ■マルチェリア OSPF ■OSPFの設定と確認 ■OSPFv3
7 ■OSPFの演習 ■OSPFの演習②
8 ■BGPの概要 ■BGPの設定と確認 ■その他のルーティング要素
9 ■BGPの演習 ■BGPの演習②
10 ■ルートフィルタリング ■ルートフィルタリングの演習
11 ■VRF・BFD ■トンネリングとVPN
12 ■GRE over IPSecの演習 ■マルチキャストルーティング
13 ■FHRP ■その他の冗長化技術 ■NAT ■NTP ■DHCP
14 ■VRRPの演習 ■SNMP ■NetFlow ■IP SLA
15 ■システムログ ■SPAN ■pingとtraceroute ■デバイスのセキュリティ ■AAA
16 ■ACL ■CoPP ■ネットワークのセキュリティ
17 ■ワイヤレスの基本 ■ワイヤレスの設計と構築 ■ワイヤレスのセキュリティ
18 ■サーバ仮想化の技術 ■SDNの概要とCisco SD-Access
19 ■Cisco DNA Center ■SD-WAN ■自動化のためのプロトコル ■API ■Python
20 ■構成管理ツール ■EEM ■IP SLA、SPAN、NetFlowの演習
21 ■IP SLA + SPAN + NetFlow ■全体の振り返り
22 ★試験対策(模試試験) ★試験対策(模試試験)
23 ★試験対策 ★試験対策
24 ★試験対策 ★試験対策

サポート体制

KENスクールはサポート体制も万全です。

SUPPORT1欠席者へのフォローアップ

欠席者へのフォローアップ
やむを得ず欠席された場合でも、ビデオ教材を活用してフォローを行います。講義内容を詳しく振り返ることができるため、欠席による学習の遅れを最小限に抑えることが可能です。

SUPPORT2助成金の対象となる

助成金の対象となる
外部委託をすることで費用が掛かってきますが、国や自治体が運用する助成金制度を活用することで、費用を抑えてCCNP研修の実施が可能です。
KENスクールの研修で、一番利用者されている助成金制度は、厚生労働省が実施している「人材開発支援助成金」の人材育成支援コースです。
「人材開発支援助成金」とは、事業主等が雇用する労働者に対して、その職務に関連した専門的な知識及び技能の習得をさせるための職業訓練等を計画に沿って実施した場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等を助成する制度です。令和5年から、電子申請が可能となり申請もしやすくなっています。

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