1. 企業研修・法人研修トップ
  2. 特集ページ
  3. AWS認定トレーニングのご案内

​​AWS認定資格の種類は?難易度や分野別・勉強方法で解説

AWS認定資格の種類は?難易度や分野別・勉強方法で解説

Amazonが提供するクラウドサービス「AWS」は、多くの企業にとって欠かせないシステムとなっています。そんなAWSに精通し、専門的な業務を担当できる人材を社内で育成する際には、「AWS認定資格」の取得が検討されます。本記事ではAWS認定資格の種類の紹介と、難易度や勉強方法を解説します。

AWS認定資格の取得は、社内のITリテラシー向上にもつながるため、この機会に詳細を確認してみてください。

AWSの認定資格とは

AWSの認定資格を活用するには、まず資格の詳細やメリットを把握することがポイントです。以下では、AWS認定資格の概要を解説します。

POINT1AWSの概要

AWSの概要

AWSとは「Amazon Web Services」の略称で、大手通販サイトとして知られているAmazonが提供するクラウドサービスです。仮想サーバーを構築するシステムや、ストレージ・データベースとして活用できる環境など、さまざまなITサービスを提供している点が特徴です。

AWSの対応領域は幅広く、昨今はAI(人工知能)やIoT、ブロックチェーンなどの利用も可能となっています。あらゆる業界・事業で役立てられることから、国内でも多くの企業がAWSを活用しています。

POINT2AWSアカウントとは

AWSアカウントとは

AWSアカウントとは、AWSの利用時に使うシステムです。AWSで仮想サーバーやストレージを構築する際には、AWSアカウントのなかに各サービスを導入する形になります。AWSアカウントの作成時には、利用者の連絡先、請求情報、SMSや音声電話による本人確認、「AWSサポートプラン」の選択をします。

AWSを活用した企業の具体的な取り組み

AWSを活用した企業の具体的な取り組み

AWSは国内でも多くの企業で導入され、さまざまな取り組みに利用されています。例えばクラウド化の基盤としてAWSを導入し、社内システムを少しずつクラウドに移行している企業は多いです。そのほか、各分野が保有するデータを円滑に連携するために、AWSを使って効率化を図った事例もあります。

目的に応じてさまざまなサービスを提供できるため、今後も幅広い業界でAWSが使われると予想されます。

従業員のAWSスキル向上を目指すべき理由

従業員のAWSスキル向上を目指すべき理由

企業は従業員にAWSスキルの向上を促すことで、さまざまなメリットが得られます。AWSはインフラエンジニアのキャリアアップ資格になるため、取得に必要なサポートを実施することで、社内全体のスキルレベルの向上が期待できます。AWSはその汎用性の高さから、スキルの習得が事業の将来に影響する可能性もあります。

職場のIT環境を改善するきっかけにもなるため、従業員にAWSスキルの学習を推奨し、事業に活かすことも考えられます。

AWS認定資格を研修で学習するメリット・学べること

AWS認定資格を研修で学習するメリット・学べること

AWSのスキルを身に付けるには、AWS認定資格の取得が効率的でおすすめです。しかし、独学でAWS認定資格を取得するのは、簡単ではありません。そのため従業員にAWS認定資格の取得を促すのなら、専門の研修制度を使って学習することがポイントです。

AWS認定トレーニングでは、体系的で効率化されたカリキュラムを使った学習が可能です。AWS認定資格の取得に必要な知識をスムーズに獲得できることはもちろん、資格取得後の活用方法についても学べる点がメリットです。

AWS認定トレーニングの具体的な進め方

AWS認定トレーニングの具体的な進め方

AWS認定トレーニングでは、まずAWSの基本概念やサービスごとの特徴、初期設定方法などのAWS初心者向けの内容を学べるコースを受講するとよいでしょう。その後、取得を目指すAWS認定資格に合わせて、必要な学習内容を選定します。AWS認定資格にどのような種類があるのか事前に確認しておくことで、スムーズに研修を進められます。

STEP1学ぶために必要な前提知識

AWS認定トレーニングによっては、事前に把握しておくべき前提知識があるケースもあります。一般的には仮想サーバーやストレージの意味や役割といった、ITリテラシーが求められる可能性が高いです。

STEP2リテラシーや部門でどのようなテーマやレベルのカリキュラムになるか

リテラシーや部門でどのようなテーマやレベルのカリキュラムになるか

AWS認定トレーニングを受講する従業員のITリテラシーや知識レベルによって、学習内容やテーマは変わります。ITリテラシーへの理解があり、AWSに関する知識を保有している場合には、専門的なテーマや高度な学習レベルのカリキュラムから始められます。

逆にITリテラシーや知識が不足している場合には、基礎から時間をかけて学び、AWSを有効活用する方法を一から習得します。AWS認定資格には複数の種類があり、それぞれ難易度が異なります。以下では、AWS認定資格の種類ごとの難易度を解説します。

AWS認定資格の種類

基礎:FOUNDATIONAL

基礎:FOUNDATIONAL

AWS認定資格における「FOUNDATIONAL」は、AWSクラウドの基礎的な理解を目的にした認定資格です。「AWS Certified Cloud Practitioner」という資格があり、取得することでAWSクラウドに関する用語の意味や基礎知識を持っていることを証明できます。

基礎を学ぶことから、取得難易度は高くありません。事前に特別な業務の経験も不要となるため、初歩的なITリテラシーを学びたい従業員などにおすすめです。

「FOUNDATIONAL(基礎)」に分類されるAWS認定資格は、1種類だけとなっています。以下では、基礎レベルのAWS認定資格を紹介します。

クラウドプラクティショナー

先にも紹介した「Cloud Practitioner(クラウドプラクティショナー)」が、AWS認定資格における基礎レベルの資格です。基本的なITリテラシーの取得が目的なら、「クラウドプラクティショナー」の取得にメリットがあります。また、「クラウドプラクティショナー」の取得は、社内でIT以外の領域からキャリアチェンジする際のきっかけにもなります。

従業員がこれからIT・クラウド関係の仕事にシフトするときなどにも、取得がおすすめです。

中級:ASSOCIATE

中級:ASSOCIATE

AWS認定資格の「ASSOCIATE」は、いわゆる中級レベルの認定資格です。受験の際には、ある程度クラウドに関するIT経験・知識が求められます。中級というだけあって、初心者では取得が難しい難易度となっています。取得によってAWSの知識とスキルを持つことを証明できるため、さまざまな事業を任せられます。

AWS認定資格の「ASSOCIATE(中級)」に分類される資格は、現在3種類あります。以下では、ASSOCIATE(中級)のAWS認定資格種類を紹介します。

AWS Certified Developer – Associate

「AWS Certified Developer – Associate」は、AWSのコアサービスの使用方法を理解し、クラウドベースのアプリ開発や、ビルドされたファイルを実行できるように配置するデプロイのスキルなどが求められる資格です。

公式サイトでは「少なくとも1つのプログラミング言語による開発経験がある」「AWSのテクノロジーに関する知識がある」「オンプレミスとクラウドのマッピングを理解している」「ほかのクラウドサービスを使った業務経験がある」人が、受験対象者として指定されています。

AWS Certified Solutions Architect – Associate

「AWS Certified Solutions Architect – Associate」は、複数のAWSサービスの知識・技術を保有していることを証明できる資格です。最適化されたソリューションの開発実績や、基本的なプログラミングへの理解が求められます。

受験対象者は、「AWSテクノロジーに関する何らかの経験がある」「オンプレミスとクラウドのマッピングを理解している」「ほかクラウドサービスでの業務経験がある」人が、事例として挙げられています。

AWS Certified SysOps Administrator – Associate

「AWS Certified SysOps Administrator – Associate」は、AWSにおけるデプロイ、管理、運用などに関するスキルが身に付く認定資格です。システム管理者の経験を持つことが、受験対象者の基準として挙げられています。

最新の試験内容については、AWS認定のWebサイトをご確認ください。

上級:PROFESSIONAL

上級:PROFESSIONAL

認定資格の上級に位置する「PROFESSIONAL」の取得には、AWSのなかであらゆるアプリを安全に設計し、最適化できるレベルの知識・技術が求められます。AWSクラウドに関する事業に、2年以上の経験があることが望ましいとされています。

AWS認定資格の「PROFESSIONAL(上級)」に分類されるものは、取得によって多くの事業で役立つ可能性があります。以下では、AWS認定資格のPROFESSIONAL(上級)種類を紹介します。

AWS Certified DevOps Engineer – Professional

「AWS Certified DevOps Engineer – Professional」とは、AWSのプラットフォーム上で、分散アプリケーションシステムのプロビジョニング(必要に応じてリソースを割り当てること)をしたり、テストやデプロイの自動化ができる能力の証明になる資格です。

受験前にレベルの高いプログラミング言語によるコード開発経験や、セキュリティ、ガバナンスプロセス、コンプライアンスへの深い理解を進めておくことが推奨されています。

AWS Certified Solutions Architect – Professional

「AWS Certified Solutions Architect – Professional」は、さまざまな要件に合わせてAWSのアプリケーションを設計し、ソリューションを提供できる人材が取得できる資格です。セキュリティやパフォーマンスの最適化など、多様なスキルが必要とされます。

AWSにおけるアプリケーション実装、デプロイ、アーキテクチャ(プログラムの構造)を理解した人が、受験対象者として挙げられています。

専門レベル:SPECIALTY

専門レベル:SPECIALTYL

「SPECIALTY」は、AWSにおける専門レベルのスキルを持つ人が取得する資格です。AWSの機能を深掘りし、事業に最適化する方法を自ら考案できるレベルの人材が取得を目指します。

「SPECIALTY」に該当する資格は6つありますが、いずれも専門知識・技術を持ち、かつ事業に応用できるレベルが取得時に要求されます。取得難易度はすべてのAWS認定資格のなかで、最も高いです。

AWS認定資格の「SPECIALTY(専門レベル)」は、ハイレベルの知識・技術を持つ人が取得を目指す資格です。以下では、AWS認定資格における「SPECIALTY(専門レベル)」の種類を紹介します。

AWS Certified Data Analytics – Specialty

「AWS Certified Data Analytics – Specialty」は、AWS上のデータレイクや分析サービスを活用し、データから情報を取得する専門知識を持つ人が取得できる資格です。

分析テクノロジー分野における5年間の経験や、AWSを使った分析ソリューションの設計や保護などを2年間経験するなど、豊富な実績を持つ人が受験対象となります。

試験の詳細については、AWS認定のWebサイトをご確認ください。

AWS Certified Advanced Networking – Specialty

「AWS Certified Advanced Networking – Specialty」とは、AWSが提供するさまざまなサービスに対応し、ネットワークアーキテクチャの設計や維持ができる人材を認定する資格です。

AWSテクノロジー、AWSセキュリティ、AWSストレージオプションなどの各種サービスにおける基本知識や、各サービスを統合するための専門的な経験を持つことが、受験条件の1つとなっています。

AWS Certified Database – Specialty

「AWS Certified Database – Specialty」は、AWSのデータベースソリューションを最適化するための設計、および維持できる専門知識を持つことを証明する資格です。データベースに関する業務を5年間経験したり、AWSのデータベースサービスにおける主要機能を、それぞれ理解したりする必要があります。

AWS Certified Security – Specialty

「AWS Certified Security – Specialty」は、AWSクラウドのセキュリティに関するソリューションの作成・実装に関する知識を持つ人を認定する資格です。データを保護するメカニズムや暗号化の方法、実装に必要な高度な知識・技術が試される資格です。

AWS Certified Machine Learning – Specialty

「AWS Certified Machine Learning – Specialty」は、AWSの機能を使って機械学習モデルの構築を実行し、トレーニング、チューニング、デプロイができるスキルを持つ人が認定される資格です。AWSクラウドで機械学習の構築や、深層学習におけるワークロードの調整などを経験した人材が、受験対象となります。

AWS Certified: SAP on AWS – Specialty

「AWS Certified: SAP on AWS – Specialty」とは、AWSにおけるSAPワークロードの設計や実装を担当できるスキルを持つ人材を認定する資格です。基幹業務や各種業務の管理システムをパッケージ化したERPの1種であるSAPを、深く理解したうえで実践的な対応ができる人材が取得を目指せます。

KENスクールのAWS研修

研修講座名 研修詳細
AWS Cloud Practitioner Essentials(バウチャなし) アマゾン ウェブ サービス(AWS)クラウドを全体的に理解したい方向けのコースです。AWS 認定クラウドプラクティショナー試験の準備にも役立ちます。
AWS Technical Essentials AWS Cloud Practitioner Essentials(またはAWS Technical Essentials 1)で修得した知識を使い、実際にAWSでシステムを構築、運用する演習(ラボ)中心のコースです。
AWS Cloud Practitioner Essentialsをご受講された方に、ラボを中心により実践的な経験を積んでいただくよう設計されたコースになりますので、続けてのご受講を推奨します。

まとめ

KENスクールのAWS認定トレーニングをお勧めします

多くの事業で活用されているAWSは、今後も企業を支える重要なシステムになると予想されます。AWSのスキルを認定する資格は多数あるため、この機会に社内の従業員に合ったものを選別し、取得をサポートしてみてはいかがでしょうか。

ITリテラシーの向上にもつながるため、資格の取得が職場の意識を大きく変えるきっかけにもなり得ます。AWSの認定資格を取得する際には、専門のトレーニングを受けるのがおすすめです。合格するために必要な能力を効率よく伸ばせる研修制度の導入は、AWS関係のスキルを身に付ける際にも役立ちます。

AWS認定資格の取得を目指すのなら、同時に研修制度の導入もぜひご検討ください。

AWS認定トレーニングに関することならお気軽にご相談ください

  • お見積もりのご依頼やご相談をされたい方は、お問い合わせフォームをご活用ください。

    お問い合わせ

  • 社内でご検討されたい方のために、サイト上で掲載していない実績などをまとめたサービス資料をご用意いたしました。

    サービス資料を見る